エコなデザイン   

「あれ?京都タワーが見えない!」
最近、夜に京都タワーのライトが消えているのに気づいた人はいませんか? これは環境省が推進する『ライトダウンキャンペーン』の取り組みの一つなんです。『京都議定書約束期間の初年度であり、サミットイヤーでもある今年の6月21日(土)の夏至~7月7日(月)の洞爺湖サミットの初日までの間、温暖化防止のため、ライトアップ施設や家庭の電気を消すことで、日常生活の中で温暖化対策を実践する動機付けを与えていくことを目的としたキャンペーン・イベント』なんだそうです。(http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/index.html)
また、これと同時に『100万人のキャンドルナイト』というイベントもご存知でしょうか。これは、『でんきを消してスローな夜を』をテーマに、毎年夏至と冬至の日に夜の8時から10時の2時間、みんなでいっせいにでんきを消しましょうと呼びかけている運動です。今年は夏至の日だけでなく、『ライトダウンキャンペーン』と一緒に6月21日(土)~7月7日(月)のまで行っているそうです。(http://www.candle-night.org/jp/)
そして、この「100万人のキャンドルナイト」で使用されているビジュアルがこちら。
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なんとこのデザイン、自由にダウンロードして自由に使用できるようになっているんです。『100万人のキャンドルナイトの輪を広げるために、画像はクリエイティブコモンズライセンスに基づき、ご自由に利用いただけます。どんどん使ってください。』とWEBサイトに書かれています。ちなみに『クリエイティブ・コモンズとは、どなたでも「非営利であること」と「制作者のクレジットを表記すること」によって、自由に利用していただいたり、配布していただいていいですよ、という権利に対する意志の表明です。』ということだそうです。
初めこれを知った時、「デザインも権利、権利の時代になったというのにこんなことをしているなんて!」と結構驚きました。しかし、これはとても時代にあった合理的な広告宣伝なのではないでしょうか。今や新聞やテレビを超えるメディアとして扱われているインターネット。しかし、それだけがインターネットの重要な部分ではありません。インターネットは、私たち個人個人が自由に情報を得たり、共有したり、伝えたりできる情報のネットワークです。いままでは受け手であったユーザーが、情報の発信者になることもできるわけです。さきほどあった『権利に対する意志の表明』という部分。これはユーザーが意志を明らかにすることで、宣伝の媒体として活動しているのです。一つのデザインをみんなが共有する事で宣伝効果を発揮するって、無駄な広告費をはぶけて、なんだかエコな感じがしませんか? もちろん、みんなが共有したいと思わせるだけの質の高いものを創る制作費は忘れてはいけません!(D-ryo)
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by wordweb | 2008-07-05 01:34 | デザインな日々

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