H&M騒動   

 東京へ出張していて、1週間ぶりのこのコーナー。その東京で先週の土曜日、世界3位のカジュアルウエアメーカー・H&Mの日本第1号店が銀座にオープンした。たまたま銀座に行く用事があり、その狂騒振りを目の当たりにしたが、ちょっと信じられない光景だった。
 近くを通ったのは、昼過ぎ。テレビのニュースで徹夜で並んでいるという報道を目にしていたため、多少は混雑しているだろうぐらいに思っていたら、入店するまで実に二時間以上待ち。延々と長蛇の列が続いている。それでも並んで入ろうというのだから、物見高いというよりは、マスコミに踊らされている結果であろう。周りには、店のビルの写真を携帯電話で撮っている男女もたくさんいた。若い子ばかりではなく、中高年のおじさんも携帯電話をかざしている。一体写真を撮ってどうするのだろう。知り合いにメールして自慢したいのだろうか。みっともない姿だ。
 日本人は横並び主義で付和雷同しやすいといわれ、ちょっとテレビでタレントが「この店がおいしい」と推奨すると、その店には行列ができてしまう。しかも、料理が出てきたら、携帯電話でパシャパシャ。下品このうえない。これも、誰かが流行らせたのだろう。
 ニューヨークの証券大手・リーマンブラザースが倒産した。日本にも悪い影響を及ぼすのは間違いないのに、H&M店のオープンに浮かれたり、総裁選遊説を称して仲良くバスに相乗りし、笑顔を振りまいている姿は、危機感ゼロ。この国は、落ちるところまで落ちるしかないのかもしれない。
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by wordweb | 2008-09-16 09:22 | 頑固一筆

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