「冒険王」―横尾忠則展回想(兵庫県立美術館 08.08.23)   

(唱)です。UPが遅くなってすみません。
c0147705_19472511.jpgまたまた、同郷の友人(京都在住)と行ってまいりました。高校卒業以来の友人(神戸在住)との再会も楽しみで、遠足気分で(ガムなんか食べながら)出かけました。

JR灘駅から、歩くこと約10分。六甲おろしにふかれて、髪型が変わりつつ、兵庫県立美術館に到着しました。
安藤忠雄氏デザインの、コンクリ打ちっぱなしの巨大な倉庫のような建物です。なぜかツタがちょっぴりからんでいました(「やさしさ」を表現?)。
中に入ってから、数年前に来たことがあると気付きました。が、それまでは新鮮に大はしゃぎできてました(年をとるってのはいいことですね)。気を取り直して…… 
横尾忠則さんについての情報はHPをどうぞ。
冒険王につきましてはこちらを。

会場に入ってすぐ、暗い雰囲気の絵画作品が並んでいました。
横尾さんは、Y字路のある風景にこだわり、描き続けているそうです。
「右か左か……」何だか絵の中から決断をせまられているような圧迫感がありました。

さらに、怪奇映画のポスターのような、悪い夢の続きのような作品が続きます。鮮やかなのにどこか陰のある色彩。叫ぶ女性、子宮の中の胎児、片目の見えないライオン、骨をひろう海女さんたちなど、さまざまなアクの強いモチーフが組み合わされ、ひとつの絵の中に共存しています。近づいて、離れて見入ってしまいました。作品には解説付きのものもありましたが、理解がおよびませんでした。横尾さんにしかわからないであろう、壮大なストーリーがあるのだと思います。神話のような感じで。

会場は、泣き叫ぶちびっ子もあり、「あらやだ」とちょっぴり気まずい思いのおばあちゃんありでにぎわっていました。「リアルなイラストだなあ」と思って顔を近づけると、写真をコラージュしていたり、本物のボタンが縫いつけられていたりしました。

平凡パンチなどでおなじみの線画のイラストも、たくさん展示されていました。似顔絵は、微妙な笑いじわまで描かれていて、感情が伝わってくるようでした。名前も付けられていない小さなイラストも、「Tシャツにしてえ!」と思うほどハイセンスでした。

そのほか、夢日記やルソーの絵をアレンジしたものもおもしろかったです。近年の作品も展示されており、70代とは思えない巨大でパワフルな作品たちに圧倒されてしまいました。
最初から、最後までこゆいこゆい展示で、作品点数もかなり多く、なんだか、海水浴と遊園地とサーカスをはしごした帰りのような疲労感がありました(したことないですが)。
出口付近にガチャポンがあり、ついついやってみたら、あたったのは……
c0147705_19475796.jpgギャー(!)もっとかわいいやつもあったのに……。でも、神々しい感じかも。魔除猫だそうですよ。

とまあ、まさに冒険で、楽しかったです。
気になるものにとことんこだわること、アイデアやつくったものなど、どんな小さなものでもきっちり記録・保存しておくこと、いくつになっても作品を生み出そうという意欲を持つことなど、「ものづくり」に大切なことも、ちりばめられていたように思います。

072.gifその他兵庫県立美術館情報072.gif
レストランは海(港)が見えて、お料理もおいしかったです(少し高め)。ちびっ子が走り回れるようなデッキスペースもありました。ミュージアムショップが広くて、アート系かわいいグッズがたくさんあります。散財にご注意ください。
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by wordweb | 2008-09-17 19:53 | 美術館・博物館めぐり

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